昨日、サイバーエージェント藤田さん、 ゴルフダイジェストオンライン石坂さん、サイバードの加藤さんといったネット、モバイル系の経営者とゴルフに行ってきた。 ゴルフ場は業界では噂の
イーグルポイント だ。 GW中にもかかわらず、かなり空いていて、ゆっくりとプレーすることができた。会員料金ということだったので、1万円程度で非常に良く整備されたコースを回れたので楽しかった。
私みたいなベンチャーキャピタリストのような人間が経営者とゴルフに行くと非常に学ぶものがある。勉強になる。
昨日学んだことは、特定企業の問題というより、よくあるテーマだと思うので、まとめてみたい。
@成長をドライブする人事評価 と 成長を阻害する人事評価
ベンチャー企業の成長が止まる理由は、 市場の成長が鈍化したといった外部環境だけではないのだ という点がよくわかった。聞いていてなるほどと思うのだが、 IPO後に減点主義のような人事評価制度(予算達成のプレッシャーとか、達成した場合のインセンティブ)だと、 現場レベルは保守的になる。アクグレッシブな目標を立てなくなる。 できると思う目標より、低めに出した方がよいとことだ。 今まで、50〜100%で成長している会社にとっては、来年も同じような成長率を株式市場 等から求められるわけであり、保守的な企業文化は成長を阻害する。
市場が成長しているはずなのに、業績が伸びていない会社は、競合環境だけではなく、内部の企業文化や人事制度といったボトルネックを探すべきだろう。
買収で成長している会社は、成長しているように見えてしまうが、実際の既存事業・本業でのどのようになっているか見極めることが必要だ。
A利益率の高い事業と低い事業、 売上高が大きい事業と小さい事業 の考え方
例えば、売上高100億円の会社があるとしよう。 80億円がEコマース事業。営業利益率を5%とすると、4億円の営業利益となる。一方の残りの20%は広告や他サービスとして、営業利益率は40%としよう。営業利益は8億円になる。 トータルでは売上100億円で、営業利益が12億円の会社だ。< br />
公開企業になると、アナリスト等から評価されることになる。個人投資家も株を買う。 そうなると、会社の見え方が、売上規模が大きいところに注目が行くことになったりする。 利益率が低いと、改善するにはどうするのかとか、成長率を維持するには? いろいろと議論が出やすいし、なぜやっているのか?といった議論になったりする。
ネット系のビジネスにおいては、規模は小さくとも利益率の高いビジネスの拡大に注力すべきだと思う。
利益率=競争基盤の強さ だと考えると、いかに競争基盤を作るかがポイントだと思うからだ。利益が出る事業があると、その利益を投資にまわすことができる。 利益率の高いビジネスは広告媒体を作るといったようなことだ。GDOさんの場合は予約サービスだったりする。 広告媒体は一定の規模の拡大は十分にできるので、いかに積み上げることができるかがポイントだろう。
BIR活動 と 経営
IR活動、特に機関投資家とのミーティングの回数が多くなると、単純に経営にかける時間が減る。機関投資家とあっても、事業のアドバイスを頂くことはないし、業績面でのプレッシャー(期待等)が多くなるということだ。
当然であるが、 IPOしたといっても、ベンチャー企業であることには変わりはない。 経営に専念すべきときにしないと大変なことになると思う。 この点はなるほどを思うことをいろいろ学んだ。
当然ながら、株価 というところがバロメーターになるとが、結局のところ業績がポイントであり、 説明会を何回も開いてもやはり業績なのだ。 藤田さんが 社内にいたほうが業績は上がる と言っていたことが印象的で、その通りだと思った。 IR活動はバランスが必要。
以上。他にもあったが3つまでにしておきます。